2021年度の小中高生を対象とした問題行動や不登校に関する調査によるといじめ発見のきっかけは、アンケートなどの学校取組が54.2%で最も多いが、本人からの訴えは18.2%にとどまることがわかった。いじめは見えにくく、兆しを積極的に察知する努力が欠かせない。教師らは授業中だけではなく、休み時間など、一瞬一瞬の生徒の行動を見逃すことはできないのではないかと考える。しかし、いち早くいじめに気づくことができるのは1番近くにいる生徒たちではないか。私たち大人は、日頃から子どもに、自身の周りの友達で何か変わったことがあれば些細なことでも教えてほしいと呼びかけていくことが、必要なのではないかと思う。