国防を担う自衛隊にとって機密情報の保全は非常に重要であるが、漏洩問題は繰り返されてしまう。このままでは日米安保体制を揺るがしかねない事態となってしまうのではないか。安保関連三文書が改定され、自衛隊は反撃能力を保有することが決まり、自衛隊と米軍の体裁の見直し、そして一体化が必要となる中での今回の事件。元々米国は日本との高度な情報共有に懸念を抱いたことから特定秘密保護法を定めた。なぜ特定秘密保護法を定めたのか、もう一度考え直す必要がある。また、漏洩の原因が人間である以上、教育・情報管理を徹底しなければならない。