最近、イントロをとばして音楽を聴く若年層世代の増加が話題になっているそうです。背景にはストリーミングの普及など音楽との付き合い方の変化がありますが、一方で嘆きや批判の声も広がります。ただレコード・CD世代の私も、イントロやギターソロどころか、曲自体をとばす聴き方をしてきました。

新型コロナウイルスの感染拡大前は、生の音楽に触れる機会も多くありました。福祉施設への音楽慰問も盛んでした。うっとり耳を傾けるおばあちゃん、何の反応も示さないおじいちゃんと反応はさまざま。一緒に歌ってくれる高齢者の皆さんにはうれしくなります。

中には、高揚してメロディーとまったく違う旋律を歌い出す人もいます。一緒にプレーヤーとして参加し、自分が一番気持ちのいい音を出しているのでしょうか。その姿に、これが音楽の持つ本来の力なのかとも感じます

音楽の付き合い方は十人十色。いくつになっても、自分流の音楽を楽しみたいものです。