最近、仕事で農家を訪問する機会が増えました。愛知県は、とても優れた高齢のベテラン農業技術者が多いのです。彼らと会うのは楽しみですが、一つ困ったことがあります。

現地までたどり着くのがとても難しかったりするのです。軽自動車一台がようやく通れる曲がりくねった細道、脱輪しそうなクランクなどハードルがいくつも待ち受けています。ところが高齢のベテラン農家さんらは片手で軽トラックを操り、難所をすり抜けていきます。運転技能の高さに舌を巻くばかりです。

75歳以上の高齢者が運転免許を更新する際、一定以上の違反者に技能検査を義務付ける新たな制度が始まりました。高齢者の事故増加の歯止めに期待できます。でも、地方でマイカーは生活必需品なのです。自動運転の福祉車両の早期実用化が待ち望まれます。

ただ前述の農家さんでしたら、教習コースのS字などは難なくクリアしそう。運転技能を維持するための自覚や努力も必要ですね。