市役所の長寿課に勤める叔母がぼやいた。「朝、起きられないお年寄りが多いのよね」
叔母によると、ある施設で朝食余剰が頻繁に発生していた。担当者に確認すると、朝起きられず、朝食をとりそびれる入所者がいるとのこと。「せめて朝ぐらいは、きちんと声かけして起こしてください」と促したという。
そういえば早起きだった実母も起床時間が遅くなった。午前十時に訪問してもまだ寝ていることもしばし。昨晩の就寝時間を尋ねると「眠れず午前零時までテレビをみてた」との答え。明らかに生活のリズムが乱れている。
睡眠薬も常用し、効きすぎて朝起きられない。悪夢を見て現実と混同するなど弊害も出ている。最近の母の認知力の衰えの一つは、生活の乱れが影響しているようでならない。
私たち社会人も仕事が生活のリズムを保つ原動力になっていますが、そうでなければ怪しいものです。やはり毎日の積み重ねが、今の姿なのでしょう。肝に銘じたいと思います。