岐阜県本巣市が所有するキャンプ場で今月末、運営業務を委託された指定管理者が代わることを受けて、従業員全員が退職することがわかった。
新たな指定管理者が提示した4月からの給与が現在より大幅に低いことなどが理由だと言う。専門家によると、指定管理者制度はビジネスとして費用がどれだけ安くなるかが求められて、結局は従業員にしわ寄せがいくと指摘した。管理者が変わる際に、従業員が辞めるケースは散見されるが全員が退職することは異例であり、今回は管理者を決めるときに雇用条件をチェックしていない市にも問題があると指摘した。働いている人がある程度の良い条件でなければ、良いサービスをしたいと思えないのではないかと思う。とにかくサービスのコストパフォーマンスをよくしたいことは分かるが、まずは働いている人の環境を話し合うべきではないか。